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'29th「一万人の第九」2011年

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何年か前の自分に出会えるかも・・・

今年のスケジュール  演奏上の注意点(有元の解釈)

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クラス名
時間
会場
大阪J(日)
12:30-14:30
(パ7) 8/21 9/11 9/25 10/9 10/23 11/13
9/4 9/18 10/2 10/16 10/30 11/20
大阪4(木)
19:00-21:00
(ク) 8/25 9/8 9/22 10/6 10/20 11/10
大阪5(木)
19:00-21:00
(ク) 9/1 9/15 9/29 10/13 10/27 11/17
大阪6(土)
15:00-17:00
(パ7) 8/20 9/17 10/1 10/10 10/22 11/12
大阪7(土)
15:00-17:00
(パ7) 9/10 9/24 10/8 10/15 10/29 11/19
大阪13(日) 10:00-12:00 (パ7) 10/30  
     
神戸(火) 18:30-20:30 (神) 9/6 11/1
     
大阪G(土)
12:30-14:30
(パ7) 10/10 11/12
 
大阪L(日)
15:00-17:00
(パ7) 10/2 10/23
 
大阪C(水)
19:00-21:00
(ク) 10/12  
waiwai partyからのお知らせ
佐渡レッスン
15:30-17:00
(エ) 11/26
大阪6・7・J、和歌山
   
佐渡レッスン
19:00-20:30
(ア) 12/1
大阪1、3、4、5、A,D,神戸
   
GP
15:00-18:00
(城)
12/3
本番
15:00-
(城)
12/4

2015年8月29日 (土) 23:46  現在の情報

印が、担当クラス。それ以外は、助っ人。‥追加分
(パ7)‥森ノ宮パル法円坂7階 (パ5)‥森ノ宮パル法円坂5階
(ク)‥京橋クレオ大阪東 (ア)‥尼崎アルカイックホール 
(エ)‥エル・シアター (神)‥神戸朝日ホール (城)‥大阪城ホール


★ 日程 
本番:12月4日(日)

前日総合リハーサル:12月3日(土)

★一万人の第九公式ホームページ★  ★まさとの掲示板★

★ ゲスト&内容 

未定

<<演奏上の注意点(有元の解釈)>>

<第1部>「8つの変奏曲」

257小節〜264小節言葉のビート(2分音符単位)を感じながら、歌詞のリズム唱、母音唱、歌詞唱。この部分は、ソロの最後の所を、共感を持って再現している。オクターブユニゾン。
284小節〜292小節言葉のビート(4分音符単位)を感じながら、歌詞のリズム唱、母音唱、歌詞唱。この部分は、魂の共感と共に始まり、269小節の「nie(〜ない)」の言葉によって、否定されたものは、この場から立ち去るがよい・・・と「der stehle」の上に有る「dim.」は、急に弱くするのではなく、「der stehle」の3拍を使って弱くして行き、涙ながらに立ち去るがよいと「p」で納める。
313小節〜330小節言葉のビート(8分音符単位)を感じながら、歌詞のリズム唱、母音唱、歌詞唱。この部分は、細かい律動で興奮状態も最高に達して、天使ケルビムが神の前に立つ所でクライマックスを迎える。そして、321小節からの、重い門の扉を叩くようなスタッカートの付いた2分音符のビートに変わる。最後に長い(佐渡さんの場合は、とても長いので途中でカンニングブレスをして下さい)フェルマータの付いた全音符で締めくくられる。
411小節〜431小節…男声合唱の部分。「freudig」喜びに満ちて歌い上げ、「Held」英雄のように、そして「Siegen」勝利に満ちて、格好良く決めて下さい。
543小節〜590小節…最も有名な「歓喜の歌」の部分です。歌詞のリズム唱、母音唱、歌詞唱をしました。この部分は8分の6拍子の8分音符単位で、オーケストラがビートを刻んでいます。合唱団が歌う付点四分音符が、3つ分のビートを持っている事を感じてもらう為に、ピアニストに左手だけの伴奏をずっとしてもらいました。漫然と歌うのではなく、心の中からわき出してくる喜びの鼓動を全世界の人々に歌い上げるべく、第4楽章最初の92小節のコントラバスとチェロの主題の提示からはじまった「8つの変奏曲」で出来た「第1部」を締めくくって下さい。

<第2部>

595小節〜602小節ドドシソ、ララソミ、ファファミド、ララソという、ヘンデルの古い形のコラール風の第2主題を男声のユニゾンで歌い上げる、ここでもベートーヴェンの工夫が読める。596小節の「Millione」の始まりをシンコペーションする事だけで、単純な旋律に変化を持たせているばかりでなく、「Millione」に広がりさえも持たせている。
603小節〜610小節…主旋律がソプラノに移動。全体に広がりが生まれる。この部分で印象的な響きは606小節のアルトの「シ」と607小節でのソプラノの「ド」との半音の響きが有る。それに注意しないといけないのはこの部分のオーケストラは裏拍からのスラーによって、拍のビートが消えて、ビートは合唱に任されているという点です。ビートをしっかりと作って行きましょう。
611小節〜618小節…オーケストラと男声合唱の完璧なユニゾンです。バスは音域がかなり高いので、あまり高すぎると思う人は、無理をしないでテナーに任せてみることも、勇気有る決断です。617小節の「Vater」はがなり立てないで歌って下さい。
619小節〜626小節…先程のユニゾンがハーモニーを伴って現れます。特に622小節からのバス→テナーとアルト→ソプラノへと受け継がれる「muss」(ムースの三段活用)私が勝手に命名。をシッカリ強調!!
631小節〜646小節…この部分はハーモニーで造り上げられています。632小節の「nieder」の丸い音による響きは深くもぐり頭を地に押し付けんばかりです。633小節の「millionen」で上に向き上がり、635小節の「Ahnest」の響きは短三和音(ソシ♭レ)ですが、発音を明るくする事によって、創造主があなたの前に現れる予感を感じさせるものになっています。そして「Welt」で全世界に呼びかけ、同じハ長調のドミソの和音で「Such'」をPPで探し求め、Sternenzeltで天の上に創造主を見いだす!!
650小節〜654小節…このラド♯ミソの和音を一緒に歌い出すと単純になってしまうのですが、1小節遅れて男声が歌う事で天の扉の前を覆っている霧のように複雑に響きます。

<第3部>

<1>「二重フーガ」(合唱の醍醐味が味わえる部分)
2つのテーマが折り重なる事によって、複雑に入り組んだ構造
(あくまでも私の解釈ですので、楽しく覚える為に使って下さい。他の人に話さないで下さいね。笑)
655小節〜662小節…SopとAltそれぞれのテーマがしっかりと歌われます。
662小節〜671小節…AltからTen、SopからBassにテーマが受け継がれる、
SopはBasの応援、AltはTenに寄り添うようにハモル。
671小節〜678小節…TenからBassへBassからTenにテーマが受け継がれる。
AltはTenの応援、SopはBassのオブリガート。
678小節〜686小節…BassからSopへ、そしてTenからAltへテーマが受け継がれる。
TenはAltの応援、BassはSopのオブリガート。683からTenが佐渡おけさを。
687小節〜692小節…SopとBassは終止しようとカデンツァに入ります。Altはtenの真似して、佐渡おけさ。
692小節〜700小節…Tenの佐渡おけさの中、突然、Altが裏切って、もう一度最初から歌い始めます。慌てたSopは「Tochter」を間違えて「wir betreten」と歌い出してしまい、歌詞が足らなくなる。
700小節〜708小節…慌てたSopはテーマが高く上がれない。bassが「シ」の音で、助けると復活して「seid」を高く歌い上げる。
709小節〜716小節…この部分で、オーケストラの低音がうなり声をあげます。SopとTenが終わろうとして終止形になる。AltとBassは違う歌詞だが、リズムが一緒になって行き、ハモリます。
716小節〜719小節…Sopのder ganzen Weltとファンファーレ、Tenがお尻を持って支える。
719小節〜729小節…ここでAltとBassでテーマを三たび歌い上げる。
730小節〜745小節…神秘的に歌われる部分、Tenはクレシェンドしない。
745小節〜762小節…合唱讃歌。豊かに響かせて下さい。最後は天に昇って行くように。

<2>ソリストと合唱の共演
763小節〜794小節…地上に降りて来て、ソリストがお互いに語り合い、歌いあっている。
795小節〜803小節大阪名物究極の横入り(流れている車に気付かれないようにいつの間にやら入っている)のように、ソリストが作ってくれた所にそろっと入って来て、最後に良い所をかっさらって行く。クレシェンドの仕方は、795の「Deine Zauber」は響かさないで言葉だけで小さく入って、796の「Deine Zauber」で響きを加えて、797の「binden wieder」でもう少し強く歌って、799の「binden wieder」で、シッカリ強く歌って、801小節のフォルテで爆発する。
806小節〜809小節…「Alle」のタイを外して練習すると、無茶苦茶簡単になるから、しっかりとリズムを理解してから、タイを付けて歌いましょう。入る所は「ティンパニ」の「タタタン」が合図です。
810小節〜814小節…811小節の「Bruder」に向けて、全ての人々は兄弟になるという思いを込めて包み込むようなクレシェンドで歌う。そして、「sanfter」は優しく軽く舞う羽根のようにピアノで歌う。
818小節〜832小節…818小節の和音に注意して響かせる(特に属7の和音の7の音になるアルトのソは難しいのでしっかり音を取る)832小節の「Menschen」は潔く格好よくソリストに譲る。

<3>フィナーレ
855小節〜最後まで…この部分は最後のストレッタの部分でお祭り騒ぎのように。
860〜863にかけて伸ばした後の864の「Bruder」の入りが遅れないように。
865のソプラノとテナーのお祭り騒ぎに水を差すようにアルトは2分音符で諭すように、バスは4分音符でガミガミ云って、アルトとのラとソの音のぶつかりを楽しみましょう。
872のソプラノのシはスリムにして上から歌う。
917の「Elysium」のアルト、テナー、バスの作った和音の羽根布団の上にソプラノはフワッと乗る感じで楽園を表現する。
920の終わりはきっぱりと終わる。

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